~「神様お願いです、 僕から命と、この仕事を奪わないでください」~
2017/02/07
今から、6年前。
念願だった、専門家の正社員としての切符を
手に入れた矢先に起こった事態。
小田急電鉄さんに
初めての臨床心理士として採用していただき、
順風な滑り出しを送っていたと思いきや、
突然告げられました。
皮膚科のドクターから
「吉田さん、皮膚がんです。
早急に手術が必要です。
そのために。。。。。。。。
。。。。。。。。。。
。。。。。。。
。。。。
。。
。」
何を言われたか、
記憶にありませんでした。
ただ、
冒頭の言葉をつぶやいている
自分に気づきました。
「神様お願いです、
僕から命と、この仕事を奪わないでください」
やっとのことで
臨床心理士の資格をとり、
やっとのことで
仕事を見つけて経験をつませてもらい
やっとのことで
少しはお役にたてるようになり、
ようやく手にした、
正社員×専門家という仕事。
しかも、
その組織にメンタルヘルスという
新たな種を植えることから始めるミッション。
私にとっては
とってもうれしいチャレンジングな
条件の仕事を手に入れた、矢先のこと。
だから
「なぜ、今なの?」という思いが募りました。
そしてあともう一つ、
理解に苦しんだことがありました。
それは、皮膚がんのできた場所です。
そこは、私の
≪≪顔≫≫
「なぜ、顔なの?」
という思いが募りました。
私の仕事は、カウンセリングや研修講師。
人さまに会うのがその役割。
だから、
「人さまから心配される顔や形、傷が目立っては、
この仕事ができない!」
考えるほどに、どん底に。
それから、2年近くの間に、
10回ほどの形成手術をすることに。
そんな私が、今回、
一般の人向けにオープンセミナーを
開催できるようになるなんて!
6年前を思い出すと、奇跡です。
執刀医の先生にも、思わず本音をこぼされました。
「正直、ここまで良くなるとは
思ってなかった!
吉田さんの皮膚はすごい回復力だよ!」
あの時、神様は僕の願いを聞き入れてくれました。
「僕の命と、仕事を守ってくださいまして、
本当にありがとうございました」
それ以来、僕にとって、
命=仕事という公式です。
オープンセミナーという
人生初の大仕事を前に、
少し振りかえらせていただきました。
それはセミナーの内容を準備するのと同様に、
なぜ、私がこの仕事をさせていただいているのか、
それもしっかりと押さえておくことが、
講師には必要だよ!
と今回のコラボセミナー仲間である
田中基弘さんからアドバイスを頂いたからです。
そして、何より大事なことは、
ご参加される皆さんを心からお迎えするためです。
師走の中をわざわざ都合をつけて
いらしてくださる皆さんのご期待に
少しでもお応えさせていただくためには、
初心の気持ちが不可欠。
なぜなら私の担当は、
メンタルヘルス・セミナーだからです。
自分の心の中にわだかまりがあっては、
全開になりません。
皆さんに伝わりません。
皆さんのお越しを全開で迎えさせていただくために、
今回振り返らせていただきました。
ぜひ、セミナーでは「命輝く新たな働き方」
をご一緒に考えましょう!
そして、ぜひ、持ち帰って
新たなその種をご自分の職場という畑に
たくさん植えてくださいね!
そのために、
メンタルヘルス&チームビルディング・セミナー
では、全開でお伝えさせていただきます!
ふるってお越しください!
http://stress-check.org/mh-tb/
お待ちしております。
追記.
この顔のメモは、当初、
主治医が説明用に書いてくださったものです。