~ストレスが、人気職業に押し上げた?~
2017/02/07
ご存知ですか、
今、どんな職業が人気があるのかを!
13歳のハローワークが
今年の9月の1カ月間で、
中高生向けにやったアンケートの結果を見かけて、
ビックリ。
今夏はオリンピック・パラリンピックがあり、
プロスポーツ選手が人気かと思えば、
それは、第4位でした。
せっかくなので、ご紹介しますと、
第9位が、公務員
第8位が、パティシエ
第7位が、ツアーコンダクター
第6位が、ゲームクリエイター
第5位が、編集者
第3位が、ファッションデザイナー
第1位が、金融業界で働く
そして、第2位が
・・・
・・
・
【臨床心理士!】
私も資格は持っているので、
うれしいー(≧∇≦)
でも、
ちょっと複雑な感じ^_^;
それだけ、
心の健康が良くないってという一面が
あるからです。
でもだから、必要です。
現場の感覚からすれば、もっと
心の健康をサポートする人の存在は必要です!
でも、みなさんの周りに、
例えば、臨床心理士はいますか?
ざっくりとご紹介しますと、
有資格者は、31,291名(2016年)
どこにいるか、
✔ 病院・クリニック→ 29%
✔ 学校(スクールカウンセラー等)→ 24%
✔ 大学→ 18%
✔ 福祉→ 12%
✔ 司法・警察→ 4%
✔ 個人開業→ 4%
✔ その他→ 7.5%
そして、私が活動している
産業・労働分野は→ 2.3%
計算上では、およそ720名です。
一方、
働く人のメンタルヘルスを担うのは、
何も臨床心理士だけではありません。
産業カウンセラーという専門家もいます。
その数、30,771人(2015年)。
ただ、現状の働く人のメンタルヘルスの
ご要望に対し、心の専門家の私たちは、
その声に十分に応えられていない実情を感じます。
加えて、
ストレスチェック制度の法制化に伴い、
労働衛生や生産性向上の点からも
ますますニーズは膨らむばかり。
だから、
心理の仕事に対して希望を持ってくれている
若者がいるのはありがたいです。
でも、いわゆる”こころの専門家”は、
一朝一夕で、活躍するには、道は険しい。
すなわち資格があるからと言って、
それですぐにお役に立てる仕事ができるかと言えば、
そうスムーズにいくことは、まれです。
なかなか、難しい。
だから、臨床心理士は更新制度もあり、
資格を取った後も日々、自己研鑽が必要です。
それでいて臨床心理士は、
経済的に魅力があるかと言えば、
人気企業ランキングでも、報酬は圧倒的に低いです。
でも、臨床心理士のわれわれは、
相談者の方の笑顔が増えることを願って、
がんばっています。
たまたま、先週の土曜日と、今日の日曜日、
臨床心理士の研修に行って、
仲間の頑張りに、いい刺激をもらえました。
日本では、まだまだ
カウンセリングやコンサルティングという
風土は広がっていません。
でもそれを必要としている人たちが
たくさんおられて、
十分に届けられていません。
一人でも多くのこころの声をもっと身近で
キャッチできるようにしていくのも、
私たち、こころの専門家の役割です。
また一方で、
ストレスチェック制度の法制化もあり、
今後、働く会社の中でもメンタルヘルスは
ますます期待されています。
今後も、高まる必要性に対し
しっかりとお応えしていけるように
(久しぶりにいった(>_<)、研修で痛感しました。
今、これからのストレス社会の中で、
もっと一般の人の身近な存在になれるような
こころの専門家を目指します。
でも、理想の社会は、
こころの専門家やカウンセラーを
必要としないことかもしれまんが。。。